幼少期に喘息で悩んだKは、その経験から製薬会社で働くことに漠然とした憧れを持っていた。大学を卒業後、一度は他業種の営業に就いたが、チャレンジしたいと思いCSO(Contract Sales Organization)を経て、製薬会社への転職を果たす。最初に転職した製薬会社では、COPDや糖尿病などに関する薬剤を取り扱うMRとして経験を積む。
「約7年間、プライマリー領域の MRとして働きました。そこでいろいろと経験するうちに、もう少し深いデータやサイエンスの提供が重要視される領域に行きたいと考えるようになりました。特にオンコロジー領域で、患者さんの生命や予後に直結する疾患に携わりたいと強く感じるようになり、転職を決意しました。転職をしたのは2017年で、血液がん固形がんも強く、抗がん剤のリーディングカンパニーでオンリーワンの存在だったブリストル マイヤーズ スクイブ(BMS)を目指しました」。
実際に入社してからは、がん領域のMRの難しさに悩んだこともあるというK。オンコロジーでは、疾患横断的な知識や副作用対応など常に情報をアップデートする必要があり勉強を続ける日々が続く。
「最初の頃は、必死に覚えても忘れてしまったり、面談では説明不足で伝わらなかったり苦労しました。それでもがん領域は専門的な分野でやりがいも感じており、これまで頑張ってくることができました。がん免疫療法を中心に6年ほど仕事をした現在は、消化器領域や肺がん領域といった固形癌において疾患横断的な知識も定着し、いろいろな経験を活かして活動ができるようになってきたと思います。BMSでは固形癌、血液癌において革新的な薬剤を扱うことが可能で、成長の機会も多く恵まれた環境があります」。