主な疾患領域
ブリストル マイヤーズ スクイブでは、がん領域、免疫系疾患領域、心血管疾患領域において、深刻な病気を抱える患者さんを助けるための革新的な医薬品を提供しています。
がん領域
手術、放射線治療、薬物治療といったがんの3大治療法に加え、近年では第4の新しい治療法である「がん免疫療法」の開発が進んでいます。私たちは、従来の治療法とは異なり、患者さん自身にもともと備わっている免疫系に作用してがんと闘う「がん免疫療法」のパイオニアです。
パートナー企業とともに、 多くのがん腫に対するがん免疫療法の研究開発に日々取り組んでいます。
主な治療薬(五十音順)
- オプジーボ(一般名:ニボルマブ(遺伝子組換え))抗悪性腫瘍剤(免疫チェックポイント阻害薬)
- ヤーボイ(一般名:イピリムマブ(遺伝子組換え))抗悪性腫瘍剤(免疫チェックポイント阻害薬)
疾患関連情報:
血液疾患領域
アンメット・メディカル・ニーズが高い血液疾患領域において、治療法が少ない白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫を、慢性疾患と同じように長期にわたってコントロールできる疾患へと転換させるべく、治療薬の開発に努めています。
患者さんの血液からリンパ球の一種であるT細胞を取り出し、がんを識別し攻撃する機能を高めるための遺伝子操作をした上で患者さんに戻すCAR T治療法も含め、新しい治療法の研究開発に日々取り組んでいます。
主な治療薬(五十音順)
- イストダックス(一般名:ロミデプシン)末梢性T細胞リンパ腫治療薬(ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤)
- エムプリシティ(一般名:エロツズマブ(遺伝子組換え))多発性骨髄腫治療薬(分子標的薬)
- スプリセル(一般名:ダサチニブ水和物)慢性骨髄性白血病/Ph+急性リンパ性白血病治療薬(チロシンキナーゼ阻害剤)
- ポマリスト(一般名:ポマリドミド)多発性骨髄腫治療薬(免疫調節薬)
- レナデックス(一般名:デキサメタゾン)多発性骨髄腫治療薬(副腎皮質ホルモン製剤)
- レブラミド(一般名:レナリドミド水和物)多発性骨髄腫治療薬(免疫調節薬)
疾患関連情報:
CAR T領域
患者さんの血液からリンパ球の一種であるT細胞を取り出し、がんを識別し攻撃する機能を高めるための遺伝子操作をした上で患者さんに戻す治療法です。
主な治療薬(五十音順)
- アベクマ(一般名:イデカブタゲン ビクルユーセル)多発性骨髄腫治療法(CAR T細胞療法)
- ブレヤンジ(一般名:リソカブタゲン マラルユーセル)DLBCL/FL治療法(CAR T細胞療法)
免疫系疾患領域
免疫系疾患はアレルギー疾患や膠原病のように何らかの原因で自己の組織を異物と認識、免疫系がその組織を攻撃してしまう疾患です。
関節リウマチや乾癬の他、根本的な治療法が見つかっていない免疫関連疾患についても、治療薬の開発に注力しています。
主な治療薬
- オレンシア(一般名:アバタセプト(遺伝子組換え))関節リウマチ、若年性特発性関節炎治療薬(T細胞選択的共刺激調節剤)
- ソーティクツ(一般名:デュークラバシチニブ)乾癬治療薬(TYK2阻害剤)
疾患関連情報:
心血管疾患領域
心血管疾患は、何らかの原因により心臓の血管が狭くなったり、流れが悪くなる、あるいは血圧の調整機構に異常が生じる疾患の総称で、心筋梗塞、不整脈、高血圧、血栓症などが含まれます。
私たちは、脳卒中の発症を予防する医薬品の開発を行っています。また、心房細動や静脈血栓塞栓症に注力した研究開発に取り組んでいます。
主な治療薬
- エリキュース(一般名:アピキサバン)経口抗凝固薬(経口FXa阻害剤)