未来を見据え、今、がんと闘う
私たちは、がんの研究における最も重要な歴史的瞬間の一つを目の当たりにしています。科学が長い年月を経て少しずつ進歩を重ね、私たちは、今、かつて人生で最も衝撃的な知らせであった「がんの宣告」を受けた人々の人生を、科学によって劇的に変えることができるかもしれない時代を迎えつつあります。がんが、人類にとって最も恐ろしい疾患の一つから、命を落とさずにすむ疾患に変わるかもしれないのです。
私たちは、がんの研究における最も重要な歴史的瞬間の一つを目の当たりにしています。
今週、ファスト・カンパニー・イノベーション・フェスティバル の席上で、ゲストとしてお招きしたシッダーサ・マッカージー博士と話す機会に恵まれました。博士は、ピューリッツァー賞を受賞した『The Emperor of All Maladies(邦題:病の皇帝「がん」に挑む ― 人類4000年の苦闘)』の著者です。私たちは、がん免疫療法の研究が、いかに私たちのがんに対する見方や治療方法を変える進歩につながるかについて、個人とビジネスの両方の視点から意見を交わしました。ブリストル マイヤーズ スクイブで働く大勢の同僚たちの素晴らしい取り組みや、私たちのがんと闘う患者さんに対するコミットメントについて伝えることができ、光栄でした。 私たちが最前線で取り組む研究は、がんに対する見方を変えるだけでなく、新たな治療を見つけるのにかかる期間を短縮する可能性も持っています。こうした進歩に遅れずについていくということは、会社として、私たちが今どこにいて、将来どこへ進もうとしているのか、そのバランスを見極めることを意味します。バランスを見出すことで、適応力や柔軟な対応力を失うことなく、有望なアセットや機会をこれまで以上のスピードで追求することができたのです。 ブリストル マイヤーズ スクイブは、多くの患者さんにとって新たな希望となり得る、有意義で持続的な奏効をもたらすがん治療の提供を目標に、がん免疫療法の科学をリードしてきました。科学の進展が速いため、医療界全体の各ステークホルダーが、それぞれの立場から、協力して取り組むことが必要になっています。新しい情報は即座に処理され、反映される必要があります。私たちは、薬事当局、医療従事者、政策立案者、保険支払者、そして患者さんといった全てのステークホルダーと連携できるよう、組織を積極的に進化させています。 |
ブリストル マイヤーズ スクイブは、多くの患者さんにとって新たな希望となり得るがん免疫療法の科学をリードしてきました。
著書『The Emperor of All Maladies』において、マッカージー博士は次の普遍的な問いを投げかけています。「将来、がんが消滅する日が来るのだろうか? この疾患を私たちの体や社会から永遠に消し去ることは可能だろうか?」
私たちはこの問いに「YES」と答えられる未来に、これまでにないほど、実現可能で、有望かつ現実的に目を向けています。私たちは、今日世界中でがんと闘う患者さんの人生に違いをもたらし、今後長きにわたって、研究による革新的な治療法の発展に重要な役割を果たし続けるために、リソースと研究者を結集し、全力を挙げて取り組んでいます。