BMS logo

プレスリリース

中等症から重症の潰瘍性大腸炎、1日1回の経口治療薬として、新規作用機序であるスフィンゴシン1-リン酸(S1P)受容体調節剤、ゼポジア®を新発売

ゼポジア

2025/03/19

ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社

※本資料はプレスリリースであり、医薬品のプロモーションや宣伝広告を目的とするものではありません。

 

ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社は、2024年12月に「中等症から重症の潰瘍性大腸炎の治療(既存治療で効果不十分な場合に限る)」を効能又は効果として製造販売承認を取得したスフィンゴシン1-リン酸(S1P)受容体調節剤であるゼポジア®(製品名:「ゼポジア®カプセルスターターパック」、「ゼポジア®カプセル 0.92mg」、一般名:オザニモド塩酸塩、以下ゼポジア®)が本日薬価収載され、販売を開始したことをお知らせします。

ゼポジア®の発売にあたり、ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社 代表取締役社長 勝間英仁は、次のように述べています。「潰瘍性大腸炎の患者さんには、働く世代の方も多く、日常生活における症状を管理する上での心理的、物理的負担は決して小さくありません。再燃と寛解を繰り返すこともあり、継続治療が必要であることから、私たちは長期的な視点での安全性確保と、患者さんの心理的負担軽減につながる治療薬の開発を進めてきました。ゼポジア®は長期的な安全性プロファイルと、1日1回経口薬として高い利便性を有しており、患者さんのQOLの向上に寄与する可能性があります。中等症から重症の潰瘍性大腸炎の患者さんに新たな治療選択肢を提供できることを、大変嬉しく思います。」

ゼポジア®は経口のスフィンゴシン1リン酸(S1P)受容体調節剤であり、S1P受容体1および5に高い親和性を持って結合し、リンパ球遊走の上流で作用する、潰瘍性大腸炎に対する新規作用機序の治療薬です。弊社では、ゼポジア®を速やかに患者さんにお届けできるよう、各医療機関と連携しながら、同製品の流通と適正使用推進のための情報提供活動を実施してまいります。

 

【製品概要】

販売名

ゼポジア®カプセルスターターパック
ゼポジア®カプセル 0.92mg

一般名

オザニモド塩酸塩

製造販売承認日

2024年12月27日

薬価基準収載日

2025年3月19日

発売日

2025年3月19日

薬価

12,313.30円(スターターパック1シート)
4,792.80円(0.92mg1カプセル)

効能又は効果

中等症から重症の潰瘍性大腸炎の治療(既存治療で効果不十分な場合に限る)

用法及び用量

通常、成人にはオザニモドとして1~4日目は0.23mg、5~7日目は0.46mg、8日目以降は0.92mgを1日1回経口投与する。

製造販売元

ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社

 

【製品画像】

img01

写真)ゼポジア®カプセルスターターパック ゼポジア®カプセル 0.92mg

 

潰瘍性大腸炎について


潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜(最も内側の層)にびらんや潰瘍ができる炎症性疾患です。厚生労働省の患者調査によると、2021年の日本における特定医療費(指定難病)受給者のうち、潰瘍性大腸炎の総患者数は約138,000人とされています1

主な症状には、下痢や血便、痙攣性または持続的な腹痛がみられ、重症になると、発熱、体重減少、貧血などの全身の症状が起こります。また、腸管以外の合併症として、皮膚の症状、関節や眼の症状が出現することがあります2。多くの場合、治療により症状の改善や消失(寛解)が認められますが、再燃する場合も多く、発病して年数が立つと大腸癌を合併するリスクも高くなります2

 

ゼポジア®について


ゼポジア®は経口のスフィンゴシン1リン酸(S1P)受容体調節剤であり、S1P受容体1および5に高親和性で結合し、リンパ球遊走の上流で作用する、潰瘍性大腸炎に対する新規作用機序の治療薬です。ゼポジア®は、リンパ球を末梢リンパ組織内に保持することで、リンパ球の体内循環を制御し、病巣へのリンパ球の浸潤を阻害します。ゼポジア®は、Zeposia®の製品名で、再発型多発性硬化症の成人患者および中等症から重症の活動性潰瘍性大腸炎の患者に対する治療薬として、2020年以降、米国、欧州など多くの国で承認されており、世界の患者さんのQOL向上に貢献しています。

 

ブリストル マイヤーズ スクイブについて


ブリストル マイヤーズ スクイブは、深刻な病気を抱える患者さんを助けるための革新的な医薬品を開発し、提供することを使命とするグローバルバイオファーマ企業です。詳細は、bms.com/jpLinkedInFacebookYouTubeInstagramをご覧ください。

参考文献

1 厚生労働省「令和3年度衛生行政報告例」衛生行政報告例/令和3年度衛生行政報告例 統計表 年度報、【難病・小児慢性特定疾病】、第1表 特定医療費(指定難病)受給者証所持者数、潰瘍性大腸炎
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/36-19.html
2 公益財団法人 難病医学研究財団/難病情報センター. 潰瘍性大腸炎(指定難病97 [Internet]. [Cited 2024 Feb..8]. Available from: https://www.nanbyou.or.jp/entry/62

 

本件に関するお問合せ先


ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社
コーポレート・アフェアーズ
Email: ca@bms.com