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プレスリリース

米国ブリストル・マイヤーズ スクイブ社、2019年度第4四半期および通年の業績を報告

Company Info

2020/02/19

ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社

※本資料は、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社が2020年2月6日に発表しましたプレスリリースの和文抄訳であり、内容につきましては英語原文が優先されます。原文リリースは、下記のURLからご参照ください。
https://www.bms.com/media/press-releases.html

  • 第4四半期の売上高は79億ドル、通年の売上高は261億ドル
  • 第4四半期のGAAP(一般会計原則)ベースの1株当たり損失は0.55ドル、非GAAPベースの1株当たり利益は1.22ドル
  • セルジーン社の買収を完了し、統合とシナジーの創出に向けた取り組みが進行中
  • ASH年次総会にて、業界をリードする血液疾患ポートフォリオからの重要な新データを発表
  • オプジーボとヤーボイの併用療法に関し、米国において2件のFDA申請が受理されたことを発表
  • 自社株買い戻しの50億ドル増額を発表
  • 2020年度と2021年度の財務見通しを発表

(米国ニューヨーク、2020年2月6日)-ブリストル・マイヤーズ スクイブ社(NYSE:BMY/本社:米国ニューヨーク/CEO:ジョバンニ・カフォリオ)は本日、2019年度第4四半期および通年の業績を発表しました。同期間には、好調な売上と業績を記録するとともに、パイプラインが引き続き進展しました。

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社取締役会会長兼CEOのジョバンニ・カフォリオ(M.D.)は次のように述べています。「2019年度は、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社にとって変革の1年でした。セルジーン社の買収を通じて戦略を進め、優れた業績を達成するとともに、サイエンスにおいて患者さんにとって重要な進展を遂げました。主力製品の幅広いポートフォリオ、8製品の上市、豊富な早期パイプラインを実現し、財政的柔軟性を高めてイノベーションへの投資を続けることによって、2020年度、当社は独自の強固な基盤のもと、サイエンスを通じて患者さんの人生に違いをもたらし、長期の持続的な成長を実現できるよう努めてまいります。」

EPSのデータ以外は100万ドル単位 第4四半期
  2019* 2018 前年同期比
総売上高 $7,945 $5,973 33%
希薄化後EPS(GAAPベース) (0.55) 0.71 該当なし
希薄化後EPS(非GAAPベース) 1.22 0.94 30%
EPSのデータ以外は100万ドル単位 通年
  2019* 2018 前年同期比
総売上高 $26,145 $22,561 16%
希薄化後EPS(GAAPベース) 2.01 3.01 (33)%
希薄化後EPS(非GAAPベース) 4.69 3.98 18%

* 2019年11月20日から2019年12月31日までのセルジーン社の業績を含む。

 

第4四半期の業績


特別な記載がない限り、すべての比較は前年同期比で算出しています。

  • ブリストル・マイヤーズ スクイブ社の2019年度第4四半期の売上高は、主にセルジーン社の買収(2019年11月20日に完了)の影響を受け、前年同期比33%増の79億ドルとなりました。為替変動の影響調整後の売上高は、同34%増となりました。
  • 米国における第4四半期の売上高は、前年同期比42%増の48億ドルとなりました。米国外の売上高は、同21%増の32億ドル、為替変動の影響調整後は同23%増となりました。
  • 第4四半期の売上高に対する売上総利益の割合は、主に、在庫購入価格に対する会計上の調整の巻き戻しの影響が製品構成の影響によって部分的に相殺されたことを受け、72.0%から68.6%に減少しました。
  • 第4四半期のマーケティング費・販売費・一般管理費は、主にセルジーン社買収に関連した4億ドルの費用により、前年同期比30%増の17億ドルとなりました。
  • 第4四半期の研究開発費は、主にセルジーン社買収に関連した5億ドルにより、前年同期比52%増の21億ドルとなりました。
  • 取得した無形固定資産の償却費は、主にセルジーン社買収により、11億ドルとなりました。
  • 法人税は、主にオテズラ®(一般名:アプレミラスト)の売却、特定の税控除対象外費用、購入価格の調整により、当四半期に1億2,900万ドルの税引前損失が発生したにもかかわらず、9億3,100万ドルとなりました。前年同期の実効税率は23.1%でした。
  • 第4四半期のブリストル・マイヤーズ スクイブ社に帰属する純損失は、11億ドル(1株当たり0.55ドル)でした(前年同期は12億ドルの純利益(同0.71ドル))。当四半期の結果には、購入価格の会計上の調整による諸経費、不確定価額受領権(CVR)の公正価値の調整、その他の買収・統合関連費用が含まれています。
  • 第4四半期のブリストル・マイヤーズ スクイブ社に帰属する非GAAPベースの純利益は24億ドル(1株当たり1.22ドル)でした(前年同期は15億ドル(同0.94ドル))。非GAAP財務指標についての説明は、「非GAAPに基づく財務情報の使用」セクションに記載しています。
  • 2019年12月31日時点の現金、現金等価物、および市場性のある有価証券は162億ドルであり、負債は467億ドルとなりました。

 

セルジーン社の買収


  • 11月、合併合意に基づき、政府当局からの承認を全て取得したことを受け、セルジーン社の買収を完了したことを発表しました。
  • 2019年8月に発表した通り、セルジーン社の買収における規制当局からの承認プロセスに関連して、セルジーン社は、オテズラ®の全世界における権利をアムジェン社に現金134億ドルで売却することで合意しました。2019年11月21日、オテズラ®の売却が完了しました。

オテズラ®は、アムジェン社の登録商標です。

 

第4四半期の製品とパイプラインの最新情報


※本項目には日本国内で未承認の内容が含まれています。

製品売上高の最新情報

2019年度第4四半期は、全世界の製品売上高が前年同期比で増加したことにより、収益が増加しました。

製品 2019年12月31日終了四半期 2018年12月31日終了四半期比(%)
エリキュース $2,034 19%
オプジーボ $1,763 (2)%
レブラミド* $1,299 該当なし
オレンシア $792 8%
ポマリスト/Imnovid* $322 該当なし
スプリセル $549 2%
ヤーボイ $385 変化なし
アブラキサン* $166 該当なし
エムプリシティ $94 36%

* 買収完了日である2019年11月20日から2019年12月31日までのセルジーン社製品の製品売上高を含む。これらの製品およびその他の当社およびセルジーン社製品の売上高の情報については、2018年および2019年に四半期ごとに発表した「全世界の製品売上高」(bms.com/investorsからアクセス)を参照。

 

がん領域

オプジーボ

薬事関連

  • 1月、米国食品医薬品局(FDA)が、EGFR遺伝子変異またはALK融合遺伝子を伴わないの転移または再発の非小細胞肺がん(NSCLC)患者のファーストライン治療薬として、オプジーボ(一般名:ニボルマブ)とヤーボイ(一般名:イピリムマブ)の併用療法の生物学的製剤承認一部変更申請(sBLA)を優先審査の対象として受理したことを発表しました。FDAは、審査終了の目標期日を2020年5月15日にしました。
  • 1月、ファーストラインの進行NSCLCを対象としたオプジーボとヤーボイの併用療法について、欧州での申請を取り下げたことを発表しました。
  • 11月、米国食品医薬品局(FDA)が、ソラフェニブによる治療歴を有する進行肝細胞がん(HCC)患者に対するオプジーボとヤーボイの併用療法のsBLAを受理し、ブレークスルーセラピー(画期的治療薬)に指定したことを発表しました。FDAは、審査終了の目標期日を2020年3月10日にしました。

臨床関連

  • 11月、根治切除後のステージⅢb/c/dまたはステージⅣ(無病生存状態)の悪性黒色腫患者の術後補助療法におけるオプジーボとヤーボイの併用療法を、オプジーボの単剤療法と比較評価した無作為化第Ⅲ相CheckMate-915試験の結果を発表しました。本試験は、主要評価項目の1つであるPD-L1発現レベルが1%未満の患者での無再発生存期間(RFS)を達成しませんでした。本試験は、もう1つの主要評価項目であるITT集団でのRFSを評価するため、継続されます。

 

心血管疾患領域

エリキュース

臨床関連

  • 11月、当社とパートナーのファイザー社は、無作為化比較対照試験GUARD-AF(ReducinG stroke by screening for UndiAgnosed atRial fibrillation in elderly inDividuals:高齢患者における診断未確定の心房細動のスクリーニングによる脳卒中の発症抑制)試験を新たに開始したことを発表しました。

 

免疫系疾患領域

オレンシア

薬事関連

  • 12月、FDAが、非血縁ドナーからの造血幹細胞移植における中等度から重度の急性移植片対宿主病予防薬として、オレンシア(一般名:アバタセプト)をブレークスルーセラピー(画期的治療薬)に指定したことを発表しました。

臨床関連

  • 11月、2019年米国リウマチ学会(ACR/ARP)年次総会にて、オレンシアとメトトレキサートの導入後、簡易疾患活動性指数(SDAI)による持続的寛解を達成した、血清反応陽性の早期関節リウマチ患者において、治療の段階的な漸減について評価する無作為化第3b相AVERT(Assessing Very Early Rheumatoid arthritis Treatment:超初期の関節リウマチ治療の評価)-2試験の新データを発表しました。

 

血液疾患領域

学会

12月、2019年米国血液学会(ASH)年次総会にて、血液疾患ポートフォリオから重要な新データおよび解析を以下の通り発表しました。

  • QUAZAR AML-001試験:新たに急性骨髄性白血病と診断され、寛解導入化学療法によって完全寛解を達成した幅広い患者集団の維持療法として、治験中の薬剤CC-486を評価した試験
  • TRANSCEND NHL 001試験:再発・難治性の大細胞型B細胞リンパ腫の患者を対象にlisocabtagene maraleucel(liso-cel)を評価した試験
  • TRANSCEND CLL 004試験:再発又は難治性の慢性リンパ性白血病または小リンパ球性リンパ腫を対象にliso-celを評価した試験
  • PILOT試験:大量化学療法および造血幹細胞移植に不適格となった再発又は難治性の大細胞型B細胞非ホジキンリンパ腫患者を対象にセカンドライン治療におけるliso-celを評価した試験
  • 3つの試験において、外来患者としてliso-celの投与を受けた再発又は難治性の大細胞型B細胞非ホジキンリンパ腫患者の解析

ASH年次総会において、当社は、パートナーと共同で、以下のデータも発表しました。

  • 当社とパートナーのAcceleron Pharma社は、さまざまな重篤かつ希少な血液疾患に関連した貧血の患者においてReblozylを評価したデータを発表しました。データには、骨髄線維症に関連した貧血における第II相試験の初期の結果、ならびに2つの主要な第III相試験(赤血球(RBC)輸血を必要とするvery lowからintermediateリスクまでの環状鉄芽球を有する骨髄異形成症候群(MDS)に関連した貧血の成人患者を対象としたMEDALIST試験、および定期的なRBC輸血を必要とするβサラセミアに関連した貧血の成人患者を対象としたBELIEVE試験)の長期的な結果が含まれました。
  • 当社とパートナーのbluebird bio社は、再発又は難治性の多発性骨髄腫(R/R MM)患者を対象としてBCMAを標的とするキメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法bb21217を評価するために進行中のCRB-402(第I相)試験の安全性と有効性に関する最新の結果を発表しました。
  • 当社とパートナーのファイザー社は、がん患者における静脈血栓塞栓症の治療薬として、エリキュース(一般名:アピキサバン)の安全性と有効性を低分子ヘパリンまたはワルファリンと比較した、レトロスペクティブなリアルワールド(実臨床)データの解析結果を発表しました。

 

レブラミド®

薬事関連

  • 12月、治療歴を有する濾胞性リンパ腫の成人患者の治療薬として、レブラミド®(一般名:レナリドミド)とリツキシマブの併用療法を欧州委員会が新たに承認したことを発表しました。

 

Reblozyl

薬事関連

  • 11月、セルジーン社とパートナーのAcceleron Pharma社は、定期的な赤血球輸血を必要とするβサラセミアの成人患者の貧血治療薬として、FDAがReblozylを承認したことを発表しました。また当社は、赤血球輸血を必要とするvery lowからintermediateリスクまでの環状鉄芽球を有するMDSの成人患者の貧血治療薬としても、Reblozylの承認取得を目指しています。FDAによる審査終了の目標期日は2020年4月4日です。

臨床関連

  • 1月、当社とパートナーのAcceleron Pharma社は、赤血球造血刺激因子製剤による治療が無効、同治療に不耐容あるいは不適格、または反応する可能性が低い、赤血球輸血を必要とするvery lowからintermediateリスクまでの環状鉄芽球を有するMDS患者の貧血治療薬として、Reblozylの使用を評価した主要な第III相MEDALIST試験の結果が、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン誌に掲載されたことを発表しました。

 

ide-cel

臨床関連

  • 12月、当社とパートナーのbluebird bio社は、R/R MM患者を対象にide-cel(bb2121)を評価した主要な多施設共同非盲検単群第II相KarMMa試験において、主要評価項目と重要な副次的評価項目を達成したことを発表しました。

 

liso-cel

薬事関連

  • 12月、2種類以上の前治療後に再発又は難治性の大細胞型B細胞リンパ腫を発症した成人患者の治療薬として、抗CD19 CAR T細胞療法liso-celの生物学的製剤承認申請(BLA)をFDAに提出したことを発表しました。

 

事業開発の最新情報


  • 2月、当社とパートナーのBioMotiv社は、戦略的パートナーシップ契約の一環として、線維症などの炎症性疾患の新たな治療薬の開発に注力するバイオテクノロジー企業Anteros Pharmaceuticalsの設立を発表しました。
  • 1月、当社とパートナーのNektar Therapeutics社は、bempegaldesleukinとオプジーボの併用療法に関する戦略的提携契約を修正したことを発表しました。
  • 1月、イタリア・アナーニの経口固形製剤、生物学的製剤、および無菌製剤の製造・梱包施設のCatalent社への売却を完了したことを発表しました。

 

資本配分


ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、今後の事業開発および外部からのイノベーションの調達を優先事項に据え、短期的にはレバレッジを解消して高い投資適格信用格付けを維持するとともに、2023年までに1.5倍未満の負債/EBITDA倍率を達成し、取締役会の承認のもと規律のとれた株式買い戻しを行って年間配当の増額を計画して、バランスのとれた資本配分手法を維持しています。

これに関連して、当社は本日、取締役会が当社の普通株式の買い戻しを50億ドル増額することを承認したと発表しました。これは、2016年10月に発表され、現時点で約10億ドルが残っている現在の株式買い戻しプログラムへの追加となるもので、当社の株式買い戻しプログラムにおける発行済み株式買い戻し承認額が合計約60億ドルに増加します。

株式買い戻しの具体的な時期と株数については、経営陣の裁量により決定され、市況、証券取引法上の制約などの要因により異なります。株式買い戻しプログラムは、当社が特定の株数を買い戻すことを義務付けるもの、また特定の失効日を設定するものではなく、いつでも保留または中止となる可能性があります。買い戻しは、1つまたはそれ以上の、公開市場での買い戻し、相対取引、投資金融機関を介した取引およびその他のデリバティブ取引を組み合わせて実施されます。

 

財務見通し


ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、2020年度のGAAPベースのEPS見通しを0.75ドル~0.95ドル、非GAAPベースのEPS見通しを6.00ドル~6.20ドルと設定しています。さらに、2021年度について、非GAAPベースのEPS見通しを7.15ドル~7.45ドルと設定します。2020年度のGAAPベースの見通しおよび非GAAPベースの見通し、ならびに2021年度の非GAAPベースの見通しには、セルジーン社買収とオテズラ®売却の影響が含まれます。また、いずれも現在の為替レートを前提としています。2020年度のGAAPおよび非GAAP勘定項目の見通しの主な前提条件は、以下の通りです。

  GAAP 非GAAP
総売上高 405億ドル~425億ドル 405億ドル~425億ドル
売上高に対する売上総利益の割合 約74% 約80%
マーケティング費・販売費・一般管理費 68億ドル~70億ドル 68億ドル~70億ドル
研究開発費 101億ドル~103億ドル 96億ドル~98億ドル
その他(利益)/費用 6億ドル~7億ドル (1億ドル)~(2億ドル)
実効税率 約43% 約17%
加重平均希薄化後株式数 約23億 約23億
EPS見通し 0.75ドル~0.95ドル 6.00ドル~6.20ドル

この財務見通しには、潜在的な将来の戦略的買収や売却、あるいは特定および算定されていない項目の影響は含まれていません。2020年度および2021年度の非GAAPベースの見通しでは、「非GAAPに基づく財務情報の使用」で説明する通り、特定項目も除外しています。非GAAP財務指標から最も比較可能なGAAP指標への調整、および経営陣がこれらの指標の使用を重要と考える根拠については、当社Webサイトの補足資料に記載されています。2021年度の非GAAPベースのEPS見通しについては、以下に記載した通り、信頼性のある、または合理的に評価・比較可能なGAAP指標が存在しません。この財務見通しは、本プレスリリースに記載されている全ての将来予測等に関する記述に当てはまるリスクと不確実性の影響を受けます。

 

非GAAP(一般会計原則)に基づく財務情報の使用


本業績リリースには、一定のコスト、経費、損益、その他個別に評価された特定項目を除外するために調整された非GAAPの利益および関連する1株当たり利益情報をはじめとする非GAAP財務指標が含まれます。これらの非GAAP財務指標から最も比較可能なGAAP指標への調整は、当社Webサイト(www.bms.com)から入手できます。

これらの非GAAP項目は量と質の両面を検討した後で調整され、一般的な特徴として、変動が大きい、予測が難しい、特殊な性質を持つ、特定期間の結果に重要である、または将来的な業績を示さない、といった要素を1つ以上備えています。現在の売上高の大部分を生み出している製品の権利を含む2019年度第4四半期初めに買収した無形固定資産の償却、在庫の公正価値の調整の巻き戻し、買収・統合費用、再編成費用、有形・無形固定資産の加速償却および減損、第三者の知的財産権の買収またはライセンス契約に関連する研究開発費または前払い金や条件付きマイルストーンペイメントによるその他の収入、優先審査バウチャーを取得するための費用、売却損益、セルジーン社の加速権利確定条件による株式報酬、セルジーン社の買収に関連したリテンション関連の補償金、年金、法律またはその他契約に基づく和解費用、セルジーン社買収前の2019年5月に発行された社債の利息および社債からの純収益に対する受取利息、セルジーン社から生じうる負債の公正価値の調整の償却などは、過去に同様の費用または利益が認識されており、今後また起こると考えられます。また、これらの項目に起因する繰延および当期法人税も、全体的な税金費用、控除可能性、管轄区域の税率など、個別の影響を考慮し、調整されています。本業績リリースでは、為替変動の影響を排除した米国外の売上高も示しています。

非GAAPに基づく情報は、基準となる業績を示し、経営陣、アナリスト、投資家による基本的な財務業績の総合的な理解を補足、促進し、現在、過去、未来の比較を容易にすることを目的としています。例えば、非GAAPの利益および1株当たり利益の情報は、当社が現在の業務実績を反映するものではないと考える項目を算入せずに、当社の基準となる業績を示すものです。また本情報は、当社が、自社の業績の評価、リソースの配分、インセンティブ報酬目標の設定、今後の期間のプランニングと予測を行うための根拠として用いる主要指標に属しています。本情報は、GAAPに従って作成される純利益または希薄化後1株当たり利益と分離して、あるいはこれに代わるものとして検討されることを意図したものではなく、また、手法や調整する項目が異なる可能性があるため、同様の見出しを付けて他社から発表される方法と同等または比較可能なものでもありません。投資家は、当社の財務諸表や公的に提出された報告書に全体的に目を通し、個別の財務指標のみを信頼しないようにしてください。

取得した無形固定資産の償却は、従来、非GAAPの利益および1株当たり利益情報に含まれていました。セルジーン社の買収後、これらの金額が財務業績に重要な影響を与えることになったため、当社の中核事業の業績をより適切に反映させるために非GAAPに基づく業績から除外しました。前年同期の非GAAPに基づく業績では、関連する金額が小さかったため(2018年度は9,700万ドル)、この調整を含める修正は行っておりません。

また、見通しの設定に関連して、2021年度の非GAAPベースのEPS見通しも示していますが、今後12カ月以降の特定項目の影響を確実に予測することはできないため、信頼性のある、または合理的に評価・比較可能なGAAP指標が存在しません。そのため、この非GAAP指標から最も直接的に比較可能なGAAP指標への調整には、どうしても不合理な労力が伴います。さらに、当社は、このような調整が、投資家の混乱を招く可能性のある一定の精度や確度を意味すると考えています。特定項目の変動は、当社の将来的なGAAPの結果に重大かつ予測不可能な影響を及ぼす可能性があります。

 

将来予測等に関する記述


本業績リリースおよび関連の添付文書(ならびに本リリースおよび添付文書に含まれる情報に関する口頭の説明)は、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社の財務状況、営業実績、市場における位置づけ、製品開発、事業戦略に関する目標、計画、予測に関連する記述について、1933年証券法第27A条(その改正を含む)および1934年証券取引法第21E条(その改正を含む)の趣旨の範疇に含まれる一定の「将来予測」に関する記述を含んでいます。当該記述は、「推定」、「可能」、「予想」、「期待」、「予測」、「目標」、「可能性」、「指針」、「提案」、「予定」、「計画」、「見込み」、「意志」および同様の意味および表現の単語または用語を使い、将来の営業または財務業績に関連し表記しているという事実により識別することができますが、必ずしもすべての将来予測等に関する記述にこれらの用語が含まれているとは限りません。また、将来予測等に関する記述は、過去または現在の事実に厳密には関連しないという事実によっても、識別することができます。これらの記述は、事業開発戦略全般を含む戦略計画を順調に実行する能力、セルジーン社買収から得られる見込みのメリットを実現する能力、特定製品の特許やデータ保護の満了(当社が特定製品の特許権を保持する能力についての推定を含む)、および政府による調査の影響と結果に関連する可能性があります。将来予測に関する記述については、今後の臨床試験が今回のリリースに記載するデータを裏付ける、製品候補が臨床面・製造面の必要な規制当局の承認を受ける、パイプライン製品が商業的に確実に成功する、臨床面・製造面の必要な規制当局の承認を現在予測されている期限内に申請または取得する、あるいは契約上のマイルストーンが達成されるという保証はできません。

そうした将来予測に関する記述は、これまでの実績と、今後の財務業績、目標、計画、および目的に関する現在の予想や見積もりに基づくものであり、今後数年間にそれらの内容の遅延、転換または変更を来す内的・外的要因を含め、予測することが難しく、当社がコントロールできる範囲を超え、今後の財務業績、目標、計画、目的が記述で明示または黙示された内容と大きく異なる結果となる可能性がある固有のリスク、仮定、不確実性を伴います。このようなリスクや不確実性には、特に、人材管理、ポートフォリオの合理化、財務および会計システム、販売活動および製品流通、価格決定方式および方法、シナジーにより予想されるコスト削減および回避、その他の統合関連活動を含むセルジーン社の事業と業務の統合に関連するリスク、規制当局の承認の取得および維持を含む新製品開発に伴う課題、価格統制と圧力(マネージドケア・グループならびに機関および政府系購入者による規則や実務の変更を含む)、米国の医療制度改革および医薬品製品の価格設定・保険償還・アクセスに影響を及ぼす米国内外の法令・規制措置、現行製品に影響を及ぼす競合の動向、製品の投入および商品化における困難・遅延、特許権を取得・保護し、特許その他の知的財産権を行使する能力、新しい疾病治療アプローチ(CAR T療法など)のリスク、他の製造業者との競合、特許訴訟において不利な決定や解決に至り、他の訴訟および/または規制措置の対象となるリスク、税金に関わる法律・規制の変更、今後のロイヤルティの減少、合弁事業その他第三者との事業協定に関連して生じる重大な問題、財務・戦略・営業に関わる計画やイニシアチブを実施し、戦略的買収やライセンス契約などの有益な取引を特定する能力、主要な人材を獲得・維持する能力、買収・売却・提携などのポートフォリオ活動を効果的に管理し、そのような取引から期待される利益を実現する能力、当社または当社サプライヤーの製造拠点の損壊によって引き起こされる中断を含む、製品の製造・流通・販売上の問題または遅延、ラベリング・製造プロセス・その他の問題に影響を及ぼす規制当局の決定、製品の偽造品や無登録品あるいは窃盗品による競争力への影響、買収の資金調達に関連して当社が負った多額の追加債務が統合後の会社の経営能力に及ぼす影響、当社の情報システムやネットワークに保存された企業秘密その他の機密データの不正な開示を含む、当社の情報システムや製品に対するサイバー攻撃の悪影響、金利や為替レートの変動、信用リスク、外国為替リスクの管理、国際経済の政情不安・金融不安およびソブリン・リスク、新規または改定の会計基準の発行が含まれます。

本業績リリースの将来予測等に関する記述は、当社の事業と市場に影響を与える多くのリスクと不確定要素、特に当社の2018年12月31日に終了した事業年度通期報告書(Form 10-K)、その後の四半期報告書(Form 10-Q)および当期報告書(Form 8-K)による更新、および証券取引委員会に提出したその他の書類に注意事項およびリスク要因として記されているリスクと不確定要素と共に評価されるべきです。本文書に記載された将来予測等に関する記述は、本文書の発表日時点での予測であり、該当する法律で特段の定めのない限り、当社は、新たな知見、今後の出来事、状況の変化等によるか否かを問わず、一切の将来予測等に関する記述について、公に更新または修正する義務を負うものではありません。

 

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社について


ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、深刻な病気を抱える患者さんを助けるための革新的な医薬品を開発し、提供することを使命とするグローバルなバイオファーマ製薬企業です。ブリストル・マイヤーズ スクイブ社に関する詳細については、BMS.comをご覧くださるか、LinkedInTwitterYouTubeFacebookおよびInstagramをご覧ください。

セルジーン社およびジュノ・セラピューティクス社は、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社の完全子会社です。米国以外の数カ国では、各国の法律により、セルジーン社およびジュノ・セラピューティクス社は、それぞれ、セルジーン社(ブリストル・マイヤーズ スクイブ社)、ジュノ・セラピューティクス社(ブリストル・マイヤーズ スクイブ社)と称されています。