BMS logo

プレスリリース

オプジーボとヤーボイの併用療法が、未治療の進行または転移性腎細胞がん患者において、有意に長い無治療生存期間を示す

がん領域

2018/10/23

ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社
小野薬品工業株式会社

※本資料は、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社が2018年10月22日に発表しましたプレスリリースの和文抄訳であり、内容につきましては英語原文が優先されます。原文リリースは、下記のURLからご参照ください。
https://www.bms.com/media/press-releases.html

 

(ニュージャージー州プリンストン、2018年10月22日)-ブリストル・マイヤーズ スクイブ社(NYSE:BMY/本社:米国ニューヨーク/CEO:ジョバンニ・カフォリオ)は、本日、未治療の進行または転移性腎細胞がん(RCC)患者において、オプジーボ(一般名:ニボルマブ)とヤーボイ(一般名:イピリムマブ)の併用療法が、有意に長い無治療生存期間(TFS)と関連していたことを示した第Ⅲ相CheckMate -214試験の新たな解析結果を発表しました。

最短30カ月の追跡調査において、オプジーボとヤーボイの併用療法群の36%の患者が生存し、その後の治療を必要としなかったのに対し、スニチニブ投与群では16%でした。治療を中止した患者において、2年時点で無治療であった患者の割合は、オプジーボとヤーボイの併用療法群で19%、スニチニブ投与群で6%でした。解析データ(プレゼンテーション番号 #874P)は、ドイツのミュンヘンで10月19日~23日まで開催中の2018年欧州臨床腫瘍学会(ESMO)総会において、ポスタープレゼンテーションとして発表予定です。

ベス・イスラエル・ディコネス・メディカルセンターのがん免疫療法プログラムディレクターであり、CheckMate -214試験の治験担当医師であるDavid F. McDermott(M.D.)※は、次のように述べています。「CheckMate -214試験の今回の解析結果は、大きなアンメットニーズを抱える進行腎細胞がん患者さんにおいて、ニボルマブとイピリムマブの併用療法が持続的な臨床ベネフィットをもたらす可能性について、重要なインサイトをもたらしています。」

TFSは、最良総合効果にかかわらず、スニチニブと比較して、オプジーボとヤーボイの併用療法群で有意に長い結果となりました(p<0.0001)。完全奏効または部分奏効が認められた患者において、併用療法群の42%、スニチニブ投与群の12%が、投与中止から2年時点で、その後の治療を受けていませんでした。病勢安定が認められた患者において、同時点で、併用療法群で12%、スニチニブ投与群の6%が無治療でした。同様に、スニチニブと比較したオプジーボとヤーボイの併用療法によるTFSのベネフィットは、PD-L1発現レベルごとのサブグループ全体で示されました。PD-L1発現レベルが1%以上の患者において、治療中止から2年時点で、無治療であった患者の割合は、オプジーボとヤーボイの併用療法群で27%、スニチニブ投与群で8%でした(p=0.0002)。PD-L1発現レベルが1%未満の患者において、治療中止から2年時点で無治療であった患者の割合は、オプジーボとヤーボイの併用療法群で18%、スニチニブ投与群で5%でした(p<0.0001)。

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社、メラノーマおよび泌尿生殖器がん領域の開発責任者であるArvin Yang(M.D.、Ph.D.)は、次のように述べています。「長期にわたり持続する臨床ベネフィットを示したこの最新の解析結果は、CheckMate -214試験で既に示されたPD-L1発現の状態にかかわらない優れた全生存期間および持続的な奏効に関するエビデンスをさらに強化するとともに、腎臓がんの最も一般的な型を有する成人患者さんの予後の改善を目指す当社のコミットメントを強固にするものです。」

※利益相反に関する情報開示:David F. McDermott医師は、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社の有償コンサルタントです。

 

CheckMate -214試験について


CheckMate -214試験は、未治療の進行または転移性腎細胞がん(RCC)患者を対象に、オプジーボとヤーボイの併用療法をスニチニブと比較評価した無作為化非盲検第Ⅲ相臨床試験です。併用療法群の患者は、オプジーボ3mg/kgおよびヤーボイ1mg/kgを3週間間隔で計4回投与され、その後オプジーボ3mg/kgを2週間間隔で投与されました。対照群の患者は、スニチニブ50mgを1日1回、4週間投与され、その後2週間休薬した後に、投与を継続しました。患者には、病勢進行または忍容できない毒性が認められるまで投与を継続しました。本試験の主要評価項目は、中および高リスク患者(患者さんの約75%)における全生存期間(OS)、無増悪生存期間(PFS)、および奏効率(ORR)です。有意水準の大半はOSに割り当てました。安全性は、副次評価項目です。

全体として、主要解析時点において、オプジーボとヤーボイの併用療法群の320例(75%)およびスニチニブ投与群の359例(85%)が、主に病勢進行(併用療法群の42%およびスニチニブ投与群の58%)または薬剤に関連する有害事象(同23%および同11%)により投与を中止しました。投与を中止した患者では、スニチニブ投与群と比較して、オプジーボとヤーボイの併用療法群で有意に長い無治療生存期間(TFS)が示されました(p<0.0001)。治療中止から18カ月の時点で無治療であった患者の割合は、併用療法群で19%、スニチニブ投与群では4%でした。

 

腎細胞がんについて


腎細胞がん(RCC)は成人の腎臓がんの中で最も一般的な型であり、毎年、世界で14万人以上の方が亡くなっています。淡明細胞型RCCは、RCCの中で最も多い型であり、全RCCの80-90%を占めています。RCCは男性が女性の約2倍発症し、罹患率は北米と欧州で特に高くなっています。世界的に、転移性または進行期の腎臓がんと診断された患者の5年生存率は12.1%です。

 

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社とがん免疫療法:オンコロジー研究の最前線


ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、患者さんを全ての活動の中心に据えています。当社は、がん治療の未来に関し、がん免疫療法(I-O)による治療アプローチを含め、治療困難ながん患者さんの予後を改善する革新的な医薬品の研究開発に焦点を置いたビジョンを持っています。

当社は、腫瘍細胞および免疫系経路への一体的な科学的理解の進展をリードしており、研究中の化合物および承認済みの医薬品からなる広範囲に及ぶポートフォリオを有しています。臨床開発プログラムにおいては、50以上のがん腫にわたる幅広い患者集団を対象に、様々な免疫系経路を標的とする24種類の分子について臨床研究を進めています。当社は、深い専門知識と革新的な臨床試験デザインにより、複数のがん腫において、I-O/I-O、I-O/化学療法、I-O/分子標的薬およびI-O/放射線療法といった併用療法を進歩させ、治療法の次なる波を一日も早く実現すべく取り組んでいます。また、免疫バイオマーカーの役割に対する理解を深め、患者さんそれぞれの腫瘍が持つ生物学的特性をいかに治療決定の指針として利用することができるかという研究においても、最前線に立ち続けています。

ベネフィットを得られる可能性がある多くの患者さんにがん免疫療法薬などの革新的医薬品を提供するためには、社内のイノベーションだけでなく、この領域を率いる専門家との密接な協働が不可欠です。当社は、臨床現場での標準治療を上回る新たな治療選択肢を臨床現場に提供することを共通の目標として、学術界、政府、アドボカシー団体、バイオテクノロジー企業と提携しています。

 

オプジーボについて


オプジーボは、身体の免疫系を利用して抗腫瘍免疫応答を再活性化するPD-1免疫チェックポイント阻害薬です。がんを攻撃するために身体の免疫系を利用するオプジーボは、複数のがん腫において重要な治療選択肢となっています。

業界をリードするオプジーボのグローバル開発プログラムは、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社のがん免疫療法における科学的知見に基づいており、さまざまながん腫を対象に、第Ⅲ相試験を含む全段階において広範な臨床試験が実施されています。今日に至るまで、オプジーボの臨床試験プログラムには、25,000人以上の患者さんが参加しています。オプジーボの臨床試験は、治療におけるバイオマーカーの役割を理解すること、特に、PD-L1の発現によりオプジーボが患者さんにどのような利益をもたらすかを理解することに役立っています。

オプジーボは、2014年7月に承認を取得した世界初のPD-1免疫チェックポイント阻害薬となり、現在、米国、欧州、日本および中国を含む65カ国以上で承認されています。2015年10月、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、オプジーボとヤーボイの併用療法において転移性悪性黒色腫の適応でがん免疫療法薬の併用療法として初めて承認を取得し、現在、米国と欧州を含む50カ国以上で承認されています。

 

オプジーボの適応症および安全性情報について


米国でのオプジーボの適応症および安全性情報については、原文リリースをご参照ください。

 

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社と小野薬品工業の提携について


2011年、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、小野薬品工業と締結した提携契約により、当時、小野薬品工業がすべての権利を保有していた北米以外の地域のうち、日本、韓国、台湾を除く世界各国におけるオプジーボの開発・商業化に関する権利を獲得しました。2014年7月23日、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社と小野薬品工業は、この戦略的提携契約をさらに拡張し、日本、韓国、台湾のがん患者さん向けに複数の免疫療法薬を単剤療法および併用療法として共同開発・商業化することを合意しました。

 

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社について


ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、深刻な病気を抱える患者さんを助けるための革新的な医薬品を開発し、提供することを使命とするグローバルなバイオファーマ製薬企業です。ブリストル・マイヤーズ スクイブ社に関する詳細については、BMS.comをご覧くださるか、LinkedInTwitterYouTubeおよびFacebookをご覧ください。

 

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社の将来予測等に関する記述


本プレスリリースは、医薬品の研究、開発および商業化について、1995年民間有価証券訴訟改正法の趣旨の範疇に含まれる「将来予測に関する記述」を含んでいます。そうした将来予測に関する記述は現在の予想に基づくものであり、遅延、転換または変更を来たす内在的リスクと不確実性を伴っており、実際の成果または業績が現在の予想と大きく異なる結果となる可能性があります。将来予測に関するいかなる記述も保証されるものではありません。特に、オプジーボまたはヤーボイが追加適応で承認される保証はありません。本プレスリリースの将来予測に関する記述は、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社の事業に影響を与える多くの不確定要素、特にブリストル・マイヤーズ スクイブ社の2017年12月31日に終了した事業年度通期報告書(Form 10-K)、四半期報告書(Form 10-Q)および当期報告書(Form 8-K)にリスク要因として記されている不確定要素と共に評価されるべきです。ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、新たな知見、今後の出来事等に因るか否かを問わず、一切の将来予測等に関する記述について、公に更新する義務を負うものではありません。